札幌市 南区 A様邸 【暖房機・間仕切り・天井石膏ボード・フロア】

みなさんお元気でしょうか?今週は家の内部の大部分の天井と床が貼り付けられました!

今週も工事が進んだ様子をお伝えしていきます。では暖房機から紹介していきます。

暖房機設置

1階の天井に暖房機が設置されました。これで2階が暖かくなります。写真でいうと黒い器具が暖房器です。暖房機が落ちてこないように木材で固定しています。暖房機にはボイラーまで架橋ポリ管で配管し、不凍液を流して、部屋を暖めます。

間仕切り

1階と2階には壁になる場所の下地を組みました。建築では部屋と部屋を分断する壁を間仕切り(まじきり)といいます。外壁部分と同様に、横にも455mm間隔で木下地を入れます。

天井 石膏ボード貼り付け

天井部分の電気配線が終わったので、1階と2階の天井に厚さ12.5mmの石膏ボードを貼り付けました。石膏ボードはビスで留めまするのですがこのボードは耐力壁にしていないので、間隔に決まりはありません。天井にボードを貼るとき、照明用の電線が通るように穴を開けて通します。

ここで「エコット豆知識」。

昔の家では天井がなく、屋根裏が筒抜けで見える状態でした。大河ドラマなどを見ればわかると思うのですが、屋敷には天井が付いていません。なぜ現代では天井が存在するようになったのか、それは人の不安を取り除くためです。昔の人は夜眠るときに仰向けで寝ると目に入る屋根裏の空間が真っ暗で不安感を与えていました。屋根裏に妖怪やオバケの存在を勝手に意識したりなど屋根裏は人々の不安の対象だったのです。また、屋根裏に溜まったホコリやチリの落下を防ぐためにも天井が付いたといわれています。

点検口 設置

天井の石膏ボードを貼り終えると天井の点検口が付きました。この天井点検口は、家が完成したあとも屋根や小屋裏を点検するときに使用します。

フロア 貼り付け

1階と2階に床となるフロアを貼り付けました。フロアの上に板と一緒に緑のテープで留められているのはフロアを傷つけないようにするために養生しています。貼り付け方はフロア下にボンドを塗って「また釘」または、「フロアーステープル」と呼ばれるものをフロアタッカーという機械で留めます。「そしたらフロアが傷ついてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、実はフロアとフロアをつなぐ境目に出っ張りがあるのでそこに留めていきます。

写真に写っているものがフロアに使っているボンドになります。これもF☆☆☆☆(フォースター)のボンドを使っています。このボンドの名前は根太(ねだ)ボンドといってウレタン系のボンドで粘着力が強いので服に付くと厄介です。

ガラリ 取り付け

2階のフロアにガラリを取り付けました。これで1階の暖かい空気が2階にも循環します。

 

2月になり雪が溶けたり降ったりと中途半端な季節で気分が浮き沈みしがちですがなんとかこらえて春を待ちましょう。工事は着々と順調に進んでおります。では、次回のブログもお楽しみに!

 

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