PSというハイクオリティの暖房機メーカーを知っていますか?

いつも堅苦しい現場レポートしか書いていない松浦建設の現場担当の者です。

前回、「北のブランドの家モデルハウス」でデザインについて、ブログを書いたのですが、その流れで、たまには現場と関係ない建築の事を書こうと思いブログをアップロードしました。 たまたま「北のブランドの家モデルハウス」でPS暖房機を検討していて、実物を見て、納まりをメーカー様と打ち合わせしたいと思い、北広島のPS様の事務所に行ってきました。

個人的には、約15年ぶりくらいの来場でしたが、当時と比べて建築知識が付いたせいかもしれませんが、とても感動的な事務所でした。 樹木に包まれたその事務所は、「秋」という時期も後押しして、すばらしい職場環境となっていました。

外観に圧倒されながら、事務所内部に入り、再度、圧倒されました! ここは日本なのか? と疑うほど、素晴らしい空間でした。 設計には建築家の長谷川逸子さん(安藤忠雄さんのお弟子様)が携わっているとお話を聞きました。

暖房機がオブジェのようになっており、間接照明なのか、暖房機なのかわからないレベルの器具です。 なかでも私が気に入ったのは「黒皮付き鉄板のスチール暖房機のクリア塗装」製品でした。 残念ながら写真は撮っていません。 この素材感のすばらしさは、私のスマートフォンでは全く伝わらないと感じ、写真を撮ろうとも思いませんでした。 PS様の事務所は、平日ご見学が可能なので、興味のある方はぜひご覧ください!

今回、見てみたかったのはトイレ空間のデザインです。 この螺旋状の暖房機を見に来ました。 さすがPS様で、実際従業員が使っているトイレまでもが、ハイセンスすぎます! 私みたいな建築屋が見るところは、単純で、

1.トイレ上の吊り戸棚の両開扉の木目が通っているところ(こういうヶ所は、かなり気にします)

2.リフォームでありながら、間接照明をデザインしているところ(照明器具が下がってしまうとき、カーテンボックスのような下がり板を使いすっきりと納める)

3.壁・床のタイル割付(材料の半端が出ないように空間自体の広さを調整する)

5.タイル目地に合わせて、便器配置、紙巻き器の高さや位置を決めているところ

などを見てしまいます。 設計者や施工者は、とても気にするところですが、実際に使われている従業員さんは、あまり気にしていないかもしれませんね(笑)

鉄骨造である建物も魅力的で、まるで、近代建築の巨匠のミース・ファンデル・ローエのイリノイ工科大学クラウンホールのような「鉄」「ガラス」の建物で、室内は「木材」が調和するPS様の事務所でした! (前回のブログで近代建築巨匠の、「ル・コルビュジエ」「フランク・ロイド・ライト」の名前を出したのに、ミースを書かなかったのが気になり、書いてしまったブログでした・・・。)