岩見沢O様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、屋根の塩ビシートによる防水工事を行いました。
このシート防水は、ゼロ勾配でも施工できる工法です。 O様邸の屋根も勾配はゼロで、屋根の際に立ち上がりを付ける事で、設計した所から落水します(水返し部材は、最後にシート防水工事の最後に施工しますので、まだついていません)。
塩ビシートは、巾1.25mの物で、重量は作業者が手で持てるくらいの重さです(ただし、37kgあるので、結構重いです)
現在は夏であり、気温が高いため、シートはかなり伸びている状態です。 施工はそのまま出来るため、かなり早いスピードで屋根が仕上がっていきます。 冬期で気温の低い場合は、温めながらの施工となり、もっと時間がかかります。
大工さんの方は、壁の付加断熱工事へと移行しています。 近年では一般的となっている付加断熱工法で、この断熱材の厚みを調整する事により、計画通りにUA値を小さく(断熱性能を良く)する事ができます。
サッシ廻りの納まりをきれいにするためには、あらかじめ、付加断熱材の厚みとサッシ取付位置を決めておき、サッシの周りの木下地の出を調整します。 サッシ取付位置が断熱材より引っ込んでいる場合は、窓回りの納まりをデザインしているのだとわかります。
玄関ドアも設置完了しました。 国産の木製玄関ドアで、納期が1か月以上かかるため、工程に遅れが出ないようにスムーズに施工するためには、事前に承認図で寸法と納まりを確認しておく必要がある為、工程管理に少しコツがいります。 また、O様邸のポーチの玄関ドア廻りは外壁面でもデザインされているため、もう少し工事が進みましたらご紹介します。
玄関ドアに続いて、サッシを取り付けました。 開口部木下地をしっかりと組み上げていたので、スムーズに取り付けができました!
木工事もいよいよ折り返し地点となってきていて、内部造作工事へと移行の準備が整いつつあります。 内部工事を開始するタイミングとして、①屋根防水が完了している事 ②壁からの雨水の侵入がしない事 ですので、次回に行う外部下地工事が完了すると、大工さんは内部造作工事へと移行します。
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