「富谷洋介建築設計」様の設計・監理の札幌市中央区S様邸では、バルコニーのスライディングサッシを取り付けました。
大きなサッシですが、サッシ枠自体は軽いので、テキパキと設置する事ができました。
このサッシの一番の難関ヶ所は、ガラスが大きいという点です。 大きければ当然重量も多く、上下に分かれて4人で荷上げしました。
足場から二階に上げたガラスは、慎重に壁に立てかけて、続いて、スライディングの障子を荷上げします。
こちらも4人がかりで、二階に上げました。 この大きなガラス二枚をこれからサッシの中にはめ込みます。
ガラスをはめるためのアルミサッシの押し縁を取り付けます。 取り付けているサッシは、LIXILのLWスライディングという商品で、私も施工者たちも初めて使用するサッシでした。 最終的にきれいに見える納まりをしてるものというのは、逆に言えば、施工中はとても複雑な形状をしています。 つまり、取り付けに手こずりました。
中方立(なかほうだて)に関しては、4人の他に、大工さん2人も参加し、合計6人で施工しました。 まさか、このヶ所が一番難しいヶ所とは、私も思いませんでした。
きっちり、ガラスはめ込みの為のアルミ枠を納めたら、あとは、いよいよガラス入れです。 この工程は、事前の段取りがしっかりしていたため、スムーズに進みました。
最後に、ガラス固定の押し縁を付けて、あとは、スライディングの障子をはめ込み工事終了です。
外部からみても、とてもすっきりとしたデザインのサッシですね。 ピタッとした納まりの設計なので、周りもきれいに納まることが見えました。 それでは、いよいよ内観の見栄えのご紹介です。
なんと、サッシがピタピタに納まりすぎて、写真だとサッシが付いていないようにしか見えず、あまりご紹介になりませんでした・・・。 右側の窓は、サッシ枠が見えているので存在感がありますが、正面のサッシは未施工状態に見えてしまいますね。 目立つ引手もなく、スッキリしています。
コーナーの窓は札幌中心部の街並みを見渡せる眺望となっています。 右側のサッシは、これから大工さんが四方フカシ材を取り付けて、どんどんサッシ枠の存在を魔法の様に消していきます!
S様邸で最重要ポイントの施工ヶ所でしたので、今回のブログは、この窓の施工のみのレポートとしました! もしかしたら、日本一、LIXILのLWスライディング(キャッチフレーズ:枠にはまらない開放感。 開けても閉めても外とつながる、1枚障子のスライドスタイル)の施工状況をご紹介したブログだったかもしれませんね(笑)
設計・監理→「富谷洋介建築設計」様のHP
個別現場レポート→「札幌市中央区S様邸」