南幌町 S様邸【設計監理:エスエーデザインオフィス様】小屋組みと屋根断熱工事

設計監理エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様のS様邸では、建て方のあと、小屋組みを行いました。

建物の設計上、「登り梁(のぼりばり)」を使用しているため、建て方の終了時には、半分くらいは小屋組みが完了しています。 建て方後の小屋組みの最初の作業は、登りのツーバイ材の取り付けです。 その後、野地合板を張っていきます。

野地合板は、水平方向(水平構面)の構造体のため、構造用合板を使用し、専用釘(CN50@150mm)で止めていきます。

続いて、屋根面の気密施工です。 建物によりますが、S様邸では屋根断熱のため、この時点で気密シートを野地合板の上に張っています。 その後に屋根断熱材を敷設しました。 厚みは10cmです。(実は、これが1層目で、設計では20cmの断熱になります。)

1層目の断熱材を設置し終わりました。 約90cm間隔に木下地を入れています。 これは、今後に施工する「屋根通気垂木(やね つうき たるき)を止めるビスの間隔を計画し、下地を入れています。 断熱材と木材では、熱伝導率が違い、当然、断熱材の方が良い数値です。 なので、施工者としては、「極力、断熱性能を上げるために、必要最小限の下地を入れる」事を心掛けています。(ただし、この木下地が通気垂木が頑丈に止まらない間隔では構造的に弱くなるため、断熱性能と構造の両方を考慮しながら、設計者と一緒に工事を進めています。)

小屋組みが進み、屋根面が出来ましたので、室内の空間に「陰影」が出来ました。 とても家らしい空間になってきています!

忘れたころにやってくる、コンクリート圧縮試験です。 改めまして説明すると、コンクリートは28日たって、設計に必要な強度が出ます。 今回試験したコンクリートは、構造体である基礎の「立上りコンクリート」です。 ・・・いつ施工したのかな? という方へのご案内です。 過去のブログで紹介した「この時に施工したコンクリート」です。

今回のブログは、屋根の水平構面の「構造」と、基礎立上りコンクリートの「構造」と、家の天井部分にあたる「断熱・気密」がメインで、ちょっと専門的な内容でした!

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