札幌市 清田区 U様邸 パッシブ換気の排気配管

札幌市清田区U様邸では、「北のブランド」エコットハウスならではの工事を行いました。 それは、「パッシブ換気」の配管工事です。

パッシブ換気は自然換気で、床下に新鮮空気を導入します。 床ガラリから床下の空気を室内へ取り込みます。 そして、汚れた空気は2階の天井から外へ排出します。 ここが「パッシブ」と言われる手法で、空気は煙突効果という現象により、下から入り上から出るようになっています。 気圧差の違いによるもので、自然の持つ力を利用しています。

そのまま屋根から出すと雨仕舞が悪いので、横配管を行ない、さらに万が一水が入った時のために水抜きのドレン配管を行ないます。

室内の空気は屋根の上にある小屋根から外部へ排出します。 そのため、煙突がついている外観となります。 ほかにも配管を壁から出したりもしますが、松浦建設ではこのような小屋根を作っています。

内部の方は、暖房配管と器具取付を行なっています。 多くの家では、暖房機はビニールクロスを張り終えて、仕上げの工程で取り付けますが、パッシブ換気住宅では、床下暖房の方式をとっているので、工事の途中で放熱器を設置します。 先ほど、気圧差を利用した換気方式と説明しましたが、さらに空気は、温めると上昇する性質があります。 暖房を使用する冬期では、この放熱器で暖められた空気が、よりたくさん上昇します。 ちなみに、換気は窓を開ければできますので、夏は通風による換気で十分です。

天井フトコロの暖房・給排水配管、電気配線を終え、大工さんたちは、天井下地工事へと移行しています。 次工程は、天井の石膏ボード張りやフロア張となります。 内部造作は今までと違い、少しずつ進んでいくように見えます。 しかし、見どころはたくさんあるので、今後もご紹介していきます!

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