札幌市 南区 A様邸 【木工事(土台敷き・大引き組み)】

土間のコンクリートはきちんと固まっていました。今週からは木工事です。

また今年最後となる工事になりました!次の工事は2021年になります。では、2020年最後のブログをお楽しみください。

木工事

写真の手前を見てください。白い板(セルボード)の間はコンクリートなのですがその上に木材が入っています。

木材をよく見るとわかると思うのですが、ボコボコと穴が開いていますよね。それはコンクリートと一緒に固まって飛び出ている短い棒(ボルト・M12)と長い棒(ボルト・M16)がすっぽり入るように施工されています。

また、この木材たちは特殊で木材と木材が接触するところはパズルのような形になっていて、簡単にはめ込むことができます。

はめ込む時に使う道具は職人さんが持っているハンマーで叩いて入れ込みます。ちなみにこの大きいハンマーの名前は「掛矢(かけや)」といいます。

いま説明したことがこの写真のようになっています。

木材をはめ込んだのはいいのですが写真で見てもわかる通り少し白い板と木材の間に隙間がありますよね。

また、木材の下には薄い黒い板(スペーサー)というものが入っていて1~3mmほど木材が浮いています。これだと外の風が入ってきて寒い家となってしまいます。

なのでコーキングという隙間を埋めるための作業を入れます。

写真でいうと白い板(セルボード)と木材の間の灰色のものです。触ってみるとゴムみたいな感じでした。食べてはいけないですが想像からして食感は多分キャラメルだと思います。

外側はコーキングをした後にウレタン(緑色)というものでさらに隙間を無くして断熱をしています。

木材の中にウレタンを入れているのは、雨水などがその中に入らないようにいう意図で、職人さんが細かいところまで丁寧に気を使って作業してくれます。

パズルの形のところをどんどんはめ込んでいくと写真のようになります。

下に木材を支えている黒くて小さい柱みたいなのがあります。この名前をプラ束と呼びます。

そして奥に職人さんがいて何をしているのかというと・・・

一人が望遠鏡(名:レベル)みたいなものを覗いて、もう一人が木材が十字に交わっているところで長さを測れるメモリを置いてすべての木材の高さが均等になるように調節しています。

調節の仕方はプラ束に回せるところが付いていて高くしたり、低くしたりすることができます。

パズル型の木材を組み終わったらそこにフタをするような感じで薄い木の板を張り付けていきます。

大きさは910mm×1820mmの長方形で厚さは28mmの板を使います。この板の名前はネダレス合板(職人さん達は「ねた」と呼んでいますが・・・)といいます。木材を固定するときにはビスを150mm間隔で空けて打ちます。

ここで「エコット豆知識」。みなさん【釘】と【ビス】の違いはおわかりでしょうか?【釘】は金槌などで上から打ち付けるもので、【ビス】はインパクトドライバーというドリルのようなもので回転させながら留め付けるものです。【釘】は上下方向の動きの抵抗は【ビス】より弱いですが、横方向の動きの抵抗は【ビス】より強いです。

【エコットハウス・松浦建設】で使うネダレス合板はF☆☆☆☆(エフフォー)といって板に使われてる接着剤の成分にホルムアルデヒドと呼ばれる有害な物質が少ないことを示している☆4つの最高品質の板を使っています。

ネダレス合板を張り付けて今年の工事は終了となります。年明けまで期間が空くのでブルーシートをかけて終わりました。

工事の再開は1月6日から開始となります。職人さん方、お客様、ブログを見ていただいてる皆様、一年間お疲れさまでした。来年のブログもお楽しみに!

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