札幌市 豊平区月寒 S様邸 パッシブ換気の通気壁

豊平区月寒S様邸では、間仕切り壁の造作、ユニットバスの設置、階段の設置を行いました。

エコットハウスではパッシブ換気を標準仕様としています。ブログでは、どこよりも詳しいパッシブ換気の施工をご紹介します。今回のこの部分も、かなりマニアックな施工写真です。

下の写真が「通気壁(つうきかべ)」と言います。床下の空気を二階のフトコロに流れるための壁です。石膏ボードを張ってしまうと見れなくなるので、今しか見れない機能的な壁です。原理は単純で、床と天井に穴が開いていて、空気を上から下、または下から上へと流れるように施工します。

ユニットバスの上も通気を取ります。パッシブ換気の設計では、通気壁と床ガラリの上昇・下降の空気の量を計算します。主に建物の外周部から空気を上昇させ、建物の中央部から空気を下降させます。

換気は、24時間365日とめてはいけないものです。機械換気だと、細いダクトは年月が経つと埃などで詰まってしまいますが、パッシブ換気では、写真のように家全体が換気経路なので、家がある限り換気し続けます。

階段の施工も完了しました。今まで仮設設備で二階に上がっていましたが、これからは、より安全に二階に上がることができます。

新しい年が始まり、気を引き締めて、安全第一・足元注意・手元注意で作業を続けていきます。

 

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