Thermal-insulation断熱 -等級7は北海道の家の基本性能

エコットハウスは、ちょっとの暖房と冷房で暑さ・寒さを感じない家であることが基本性能です。
そのために、日本でトップクラスの断熱・気密性能を磨いてきました。

現在の標準仕様は、断熱性能の最高等級である等級7(UA値0.20以下)。私たちはこのレベルの高断熱・高気密が、すべての家づくりにおける基本と捉えています。

エコットハウスで「1メートル断熱トリプル」と名づける基本仕様をご紹介します。

外壁の構成例

壁の断熱材は、断熱性に加えて外部からの遮音・内部の反響音などの抑制にも効果がある素材を組み合わせています。

エコットハウスは、外壁の室内側は防音室に使われるほど吸音効果が高く、木材の収縮にも追従する高性能・高密度グラスウール105ミリを内壁いっぱいに施工します。

屋外側は遮音効果があり、断熱効果もグラスウールの2倍の性能を持つフェノールフォーム60ミリで外壁全体を包みます。

これによりグラスウール200ミリ以上の断熱性能を確保し、暖かく静かな室内環境を実現します。

トリプルガラスサッシ(北海道産)

窓の性能は、暖冷房費や室内の快適性を左右する大きなポイントです。

断熱性能の高い窓は外気の影響を受けにくいので、表面の温度が下がらず結露が抑えられ、窓際でのヒンヤリ感もなくなります。エコットハウスは高性能トリプルガラスを採用しています。

冬は外の寒気を室内に伝えにくくして、室内の暖かさを保ち、夏は日射熱をシャットアウトして室温をあがりにくくするなど、1年中過ごしやすい室内環境を保ちます。

天井断熱と屋根構成例

天井裏(小屋裏)は、屋外と同じ環境になるように、断熱と換気をしなければ、大きなつららや漏水が発生する原因となります。

天井(小屋裏)は、構造材や配管・配線、下地材などで断熱施工のしづらい部分ですが、狭い場所や入り組んだ場所でも、大きな梁や配管・配線などをすっぽり覆って確実に断熱できるよう、綿状の断熱材を500ミリ以上吹き込みます。

基礎と土間下の断熱構成例

北海道も、以前は床断熱し、基礎に換気口の付いた住宅が一般的でしたが、結露で土台が腐ったり、床下を走る冷気で床面が冷たくなることもありました。

この問題をすべて解決したのが、基礎断熱とパッシブ換気床下暖房システムです。

基礎の断熱材には、水に強く、過酷な環境下でも断熱性能が長期にわたりほとんど変化しないEPS断熱材100ミリで基礎コンクリートをサンドイッチ。
さらに土間下全面に100ミリのEPS断熱材を敷きこんでいます。

サーモグラフィで分かる高い断熱性能

モデルハウスの冬季の温度環境をサーモカメラ画像で確認しました。写真は1階和室の画像です
(北海道科学大学名誉教授・福島明博士の資料より)。

サーモ画像を見ると、窓下に暖房器(放熱器)がないにもかかわらず、窓枠下部など温度が下がりやすい部位(青色・水色部分)でも13℃以上あり、ガラス面は壁と変わらない温度を維持しています。

この画像から、エコットハウスのハイレベルな断熱仕様により、性能が計算通り発揮されていることが分かります。

寒さをほとんど感じることなく冬を快適に暮らせる理由がここにあります。

1メートル断熱トリプルとは?

エコットハウスは、一般的な住宅会社の仕様よりかなり厚い断熱材を施工しています。

基礎 200ミリ
土間 100ミリ
外壁 200ミリ相当
窓  高性能トリプルガラス
天井 500ミリ
断熱材の厚さ合計で1メートルを標準にしています。

家全体を1メートルの断熱材で覆うことで、住宅の熱損失を最小限に抑え、住宅の光熱費負担を大幅に削減するほか、家の中に寒くてジメジメするような空間が存在しなくなります。

気密性能もとても大事。
全棟気密測定で性能をチェック!

家づくりは、良い材料を使えば良い家ができあがるとは言い切れない部分があります。

断熱の欠損のない断熱施工ができているか、気密シートの施工の丁寧さや電気・配管工事などにも気を配らないとしっかりした断熱・気密性能の家はできません。

そこでエコットハウスは、NPO法人パッシブシステム研究会をはじめとする住宅の品質・性能を高め合う住宅団体に加盟し、有識者や、住宅性能・品質向上に対する意欲が高いハウスメーカー・工務店と情報交換しながら、社内の大工、現場監督が連携し、断熱気密や換気の知識・施工技術の向上に取り組んできました。

また、エコットハウスは、お施主様に家をお引渡しする前に、全棟、気密測定による気密性能の点検・化学物質濃度(VOC)の測定も行っています。

お客様に確かな品質の住宅をお届けすること、そして常に自社の施工のレベルを点検するために行っています。

省エネ性能が高いと毎月の光熱費負担も削減

積雪寒冷地北海道・札幌で12月~2月あたりの厳冬期の光熱費は、暖房・給湯などのコスト負担が大きく、月間で6万円を超えるご家庭、年間光熱費で30万円を超えるご家庭もめずらしくありません。

エコットハウスの場合、断熱・気密性能が高いため、各ご家庭の家族構成や家の広さ、開口部の大きさ、在宅時間、省エネ意識の違いなどにもよりますが、年間光熱費では20万円を切ることも十分可能です。

 

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