岩見沢O様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、屋根の下地組みを行いました。
最初に行ったのは、屋根下地材を受けるために梁受け金物の取付けです。 在来工法を専門に施工している大工さんは、バラ釘を打つための機械を持っていないので、金槌で一本ずつ止めます。
梁受け金物を取り付けて、その後は合板下地材を梁受け金物にかけていきます。 合板下地材は、全て455mm間隔で取り付けるため、とても綺麗に規則正しく見えます。
続いては、屋根の合板を張ります。 この合板は、水平構面の剛性を高める目的があるため、構造耐力上有効な材料を使用しています。
合板の留め付け方にも規定があります。 留め付け金物である釘の種類・長さ・間隔が決められており、その通りに施工しないと、必要な耐力が出ません。
屋根下地組みと並行して、壁の方も間柱を入れていきました。 窓が付くか所もありますので、図面で納まりとサッシの寸法を確認しながら、鴨居なども入れていきます。
間柱を入れ終わりましたので、速やかに防腐工事を行いました。 次の壁工事の工程が遅れないように気を付けて段取りしました。
建物には「天井(屋根)」・「壁」・「床」の施工ヶ所が3か所があり、施工の順番は「下地」→「仕上げ」なのは共通事項です。 工事は、各ヶ所ごとに進めるような感じになるので、工事が進んでいくと、どんどん施工業者の数が増えていきます。 工程管理は、その施工に入る業者の交通誘導みたいなもので、きちんと整備すれば、工程の遅れもなく、かつ、厳選した人数での施工をすることができ、粛々と工事を進めることができます!
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