岩見沢O様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、基礎工事の最終工程に入っています。 最後のコンクリート打設の前には、埋め戻しを行いました。
埋戻しの作業は、文字通り、基礎工事を土を掘ったヶ所を設計通りに土を入れ、地盤を確定させます。
土を掘った時と同じ重機で作業を行いますが、更地だった時の根切とは異なり、構造体である基礎が出来上がっていますので、重機は場内には入れません。 重機のブームで届く範囲まで土を運び、その後は人力で目的の場所まで運び、土を戻します。
その後の工程は、土間断熱材を敷設し、土間鉄筋を組み上げます。
室内部分の土間は、ワイヤーメッシュ敷き込みの設計です。
土間下地工事完了後、いよいよ最後のコンクリートとなる土間CON打設です。
ベースCONや立ち上がりCONと比べて、打設しやすい施工部位なので、ミキサー車4台での施工でしたが、施工時間は立ち上がりコンクリートの半分くらいの時間で打ち上げます。
この後は、いよいよ左官職人の腕の見せ所となる、金鏝仕上げの工程に入ります。 まずはコンクリートの表面を木鏝で平らにします。
コンクリートがある程度硬くなったら、表面を削り取り、再度、金鏝で凹凸を取ります。 再び時間を置き、仕上げの金鏝で円滑に均します。
左官屋さんは、土間均し→しごき(平らに削る作業)→金鏝仕上げの3工程を行うため、朝から夕方までかけて作業しました。 現場にいると、この仕上げの金鏝でコンクリートを均すときに聞こえる音がとても心地よいです。 お聞かせできないのが残念ですが、この音が聞けるのは、施工管理者の特権という事でご了承ください!
金鏝仕上げの最中に天気がとても良くなり、太陽の光も注いできました。 塗りたてなので、コテの跡も見えますが、徐々にコンクリートが乾いてきて、あまり目立たなくなります。 この平らに光っている状況は、施工中だけにみられる光景で、実際、施工管理で立ち会った私には、まるで左官屋さんがピカピカに仕上げているように感じでいました! 大満足の仕上がりとなりました。
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