岩見沢O様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、基礎工事のメイン工程となる立ち上がりコンクリートの打設の準備を行っています。 型枠を組み終わりましたので、設計監理者による型枠検査を行いました。
基礎断熱工法の建物をきれいに納めるために、基礎の段階で調整しているため、非常に複雑な平面的な形状となっています。 そのため、施工者・施工管理者・設計監理者の三者で徹底的に確認しました。 続いては、いよいよ立ち上がりコンクリートの打設です。
ベースコンクリートと同様に、生コンクリートの現場受け入れ検査を実施しています。 確認事項は、「強度」「スランプ」「温度」「空気量」「塩化物含有量」「供試体数量」です。
その後、型枠に生コンを流し込みます。 ベースコンクリートより施工する所が狭い為、時間がかかります。 しっかりと振動機をかけながら、施工時に入り込む空気を抜きながら施工しました。
基礎天端は、天端ビスを使用し、より精度を高めています。 施工管理をしていて、天端ビスでレベラーを流し込む施工が一番、天端の精度が良いと感じます。
立ち上がりコンクリートの打設が終了しました。 コンクリートは、強度が出るまで28日(4週間)かかります。 ただ、工事中はまだ基礎の上に荷重がかかりませんので、初期強度が出ている事を確認し、脱型を行います。 供試体を6本採取したのは、この初期強度を確認するための圧縮試験用に3本使用するためです。
3本の平均が13.1N/mm2で、5N/mm2以上を確認しました。
いよいよ基礎の全景が見えてきました。 大分、部屋の大きさのイメージがわかるようになってきました!
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